診療案内
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診療案内
当院では犬猫を中心に診察を受け付けています。予防接種や日ごろの健康診断、外科処置まで幅広く対応しており、飼い主様とのコミュニケーションも含めて丁寧でわかりやすい応対を、スタッフ全員が心掛けています。
目に見えて症状があらわれるため、普段から来院の機会も多い皮膚の診察に関しましては、2ヶ月に1度専門的な知識を持った先生を招いて診察を行っています。
フードや個体差、生活環境などで複雑化している症状に対して、より広い治療の選択肢と質の高い医療を提供しています。通常の診察時にも相談していただける環境を整えているので、お気軽にご相談ください。
診察方針
「ペットは家族」、ほとんどの飼い主様がそう思われていることと思います。
人の生活様式の多様化とともに多種多様の動物が飼育されるようになり、相応の医療が求められるようになりました。動物病院も増え、専門医療・高度医療も受けられるようになっています。それにともない、飼い主様の選択肢が拡がったことは大変喜ばしいことです。
しかしながら、飼い主様の状況によりそれらを享受できないことがあります。そのような中、多くの飼い主様が最初に受診されるのが当院のような1次病院です。私どもは1次病院の役割は「総合診療科」と考えております。
- 幅広い知識と技術のもと、総合的に動物を診て、迅速かつ正確な診断を下す。
- 動物と飼い主様の状況に応じた医療をコーディネートし治療する。
- 必要に応じて専門医療機関・高度医療機関と連携をとり治療する。
- 予防医療の推進と日常生活におけるケア・サポート。
「病気」だけを診るのではなく「動物」を診て、飼い主様とともに『オーダーメイド医療』を行うことが私どものモットーです。
動物福祉について
ペットは家族と言われる影で、年間17万頭もの(平成23年度)犬猫が、殺処分されていることをご存じですか?
行政の取り組みや愛護団体の活躍、予防医療の推進により、年々数は減少傾向にありますが、実は猫はほとんど変わっておりません。そしてその多くは子猫たちです。悪徳ブリーダー崩壊や多頭飼育崩壊ばかりが目立つ世の中ですが、「引っ越すから」「餌を与えていた野良が子どもを産んだから」「咬むから」「うるさいから」「家を汚すから」「高齢の両親が面倒をみられなくなったから」といった理由で手放す方が多いのも事実です。
どうか、終生飼育をお願いいたします。
自然のままにという考えではなく、男の子も女の子も不妊手術を受けてください。我が子の赤ちゃんが見たいからという理由で繁殖させないでください。
もしもの時のためにマイクロチップを挿入してください。
しつけを行ってください。
せっかく繋がった赤い糸を断ち切らないでください。
こうしている今も殺処分の日を待つたくさんの子たちがいます。
私たち一人ひとりの行動がこういった子を減らせると信じています。
以下に動物福祉原則である5つの自由を記します。
- 飢えおよび渇きからの自由(給餌・給水の確保)
- 不快からの自由(適切な飼育環境の供給)
- 苦痛・損傷・疾病からの自由(予防・診断・治療の適応)
- 正常な行動発現の自由(適切な空間・刺激・仲間の存在)
- 恐怖および抑圧からの自由(適切な取扱い)
すべての動物たちがこの自由を謳歌する日が来ることを切に願います。